アクロメガリーとのお付き合い

アクロメガリー(先端巨大症)と診断された40男のブログ。病気とのお付き合いや日常生活をリアルタイムで発信します。

執刀医との話 161123

先日(11/21)の受診時に執刀医から言われたことの中に、気になることがありました。

執刀医(以下D):来週の内科で採血をするんだろうけど、その結果によっては地元の病院で採血をして、半年おきくらいの間隔でこっちに来てもらうということも十分可能だと思うよ。

私:そうですか。検査を地元でできるならありがたいです。(受給者証の期限が切れる来年末まで、ここでの診療以外は受給者証の対象にならないので変更手続きをしなければいけませんが。)
そうそう、今度難病申請をしても、今の成長ホルモンの数値なら状態が良すぎて認定されないかもしれないですよね。

D:うーん、それは採血の結果次第だよね。成長ホルモンやIGF-1の値が上手く正常の範囲内になればいいんだけど。どの辺りで数値が落ち着くかは注意して見ていかないとダメだね。成長ホルモンの出が悪すぎる場合は、 下垂体前葉機能低下症という扱いになるよ。この病気も難病指定されていて、ホルモンの補充が定期的に必要になるよ。

 

下垂体前葉機能低下症ですか。
つまり、下垂体から出ているホルモンの分泌が少ないということですよね。

下垂体前葉からは、6種類のホルモン[副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)、成長ホルモン(GH)、黄体化ホルモン(LH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、プロラクチン]が出ています。
それぞれ司っているものが異なるため、足りなくなった時の影響も異なるようです。
具体的には、次のような症状が出るようです。

ACTH
副腎不全症状 (疲れやすい、血圧が低い、食欲がなく痩せる、血糖値や血中ナトリウム値が低く、頭がぼーっとしたり意識が無くなったりする、など)

TSH

甲状腺機能低下症状 (寒がり、低体温、脱毛、皮膚が乾燥して荒れる、脈が遅い、声が低く喋り方がゆっくりになる、記憶力・集中力が低下する、など)

GH

小児:成長障害(低身長)など
成人:体脂肪増加、筋肉減少、骨粗鬆症、スタミナ低下など

LH、FSH

小児:思春期以後も二次性徴が出現しない
成人男性:性欲低下、ED、男性不妊など
成人女性: 無月経、不妊など

プロラクチン
女性:授乳中の乳汁分泌低下
男性:明かな症状なし

難病情報センターhttp://www.nanbyou.or.jp/entry/4017の表を引用

おそらく、私に関係してくるのは成長ホルモン(GH)関係の数値だと思われます。
ただ、手術の影響で他のホルモンの分泌が悪くなっている可能性もあるので、なんとも言えませんが・・・

成長ホルモンが出すぎると、1本7万円のサンドスタチン注射。
出なさすぎると、これまた高額(一説にはつき10万円以上とも・・・)な成長ホルモン注射。
どちらにしても、特定疾患(難病)なので、受給者証を受けられれば1ヶ月2万円ですが、正常範囲で注射しないで済むほうが断然いいに決まっています。
採血結果、なんともなければいいなぁ。

 

 

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