アクロメガリーと脳腫瘍その1 161227
冬休みが始まりましたが、毎日いつもと同じ時間帯に出勤しております。
午前中は希望者と一緒に勉強。
午後は教室の片付けや調査物の集約など。
あっという間に時間が過ぎていきます。
脳腫瘍と聞くと、「不治の病」という言葉が浮かんできませんか。
少なくとも、私はそうでした。
事実、種類によっては予後がかなり悪いものもあります。
しかし、脳腫瘍はきちんと治療すれば完治する可能性の高い病気でもあるのです。
アクロメガリーも脳腫瘍の一つである下垂体腫瘍が原因です。
この機会に、脳腫瘍についてまとめてみようと思います。
脳腫瘍の種類
A 転移性脳腫瘍
これは、脳以外の場所にできた腫瘍が転移してできたものです。
全脳腫瘍中の17%程度を占めるといわれています。
残念ながら予後は10ヶ月から12ヶ月といわれており、あまりよくありません。
5年生存率は13%だそうです。
脳以外の場所にある腫瘍の状態から判断される生存期間が短い場合は、手術ではなく薬剤や放射線をつかった保存的治療を選択するケースもあります。
B 原発性脳腫瘍(年間発生率は10万人あたり10~12人→0.01~0.012%)
これは、脳を構成している細胞がもとになった腫瘍です。
原発性脳腫瘍は、脳そのものから発生する腫瘍と、脳を包む膜や脳神経、下垂体などから発生し脳を圧迫するように発育する腫瘍とにさらに大きく分けられています。
1.神経膠腫(しんけいこうしゅ)
2.髄膜腫(ずいまくしゅ)
3.下垂体腺腫(かすいたいせんしゅ)
4.神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)
次回以降、原発性脳腫瘍についてもう少し調べていきます。
【参考にしたサイト】
脳神経外科疾患情報ページ Neuroinfo Japan:ホーム
さて、明日が今年の仕事納め。
子供たちとの学習会と教室の片付けが終われば、年内の営業は終了です。
【おまけの一言はこちらから!】