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アクロメガリーとのお付き合い

アクロメガリー(先端巨大症)と診断された40男のブログ。病気とのお付き合いや日常生活をリアルタイムで発信します。

アクロメガリーと脳腫瘍その4 161230

アクロメガリー

今年も残すところ2日となりましたね。
今日は自宅の大掃除(と言う名の片付け)をしていました。
私は戦力にならないので、自室の片付けをちまちまとやっていました(笑)

脳腫瘍についての最終回です。

4.神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)・・・基本的に良性

神経鞘腫とは、神経を取り巻いて支える鞘(さや)から発生する腫瘍のことです。
この腫瘍は、小脳と脳幹の間にあるわずかな隙間にできます。
聴神経から発生することが最も多く(70~80%)、次いで三叉(さんさ)神経、顔面神経などから発生します。
まれな悪性神経鞘腫を除いて良性の腫瘍で、手術で完全に摘出できる場合は治癒が期待できます。
良性とはいえ、腫瘍が大きくなりすぎると脳幹の働きが障害されるために生きていくことができません。
細胞としては良性ですが、腫瘍のできた場所の関係で最終的に死に至るという点で悪性ともいえます。
腫瘍細胞の増殖速度は遅く、脳以外の他臓器に転移することは極めてまれですが、長期間経過した後に再発する場合もあるそうです。
神経鞘腫の症状は、腫瘍が発生した神経の機能低下によるものです。
神経鞘腫では聴力低下や耳鳴が具体的な症状として出てきます。
腫瘍がある程度大きくなると近くの他の神経を圧迫し、それらの機能障害を伴うようになります。
聴神経腫瘍では、ごく近くに顔面神経が走行しているので顔面神経麻痺(顔がたるんで反対側がひきつったように非対称になり、まぶたが閉じられない)を伴うことがしばしばあります。
さらに腫瘍が大きくなると脳幹や小脳を圧迫するようになり、運動失調(手足のふるえやふらつき)や手足の運動麻痺、さらには意識障害がおこり昏睡に陥ることもあります。
脳幹への圧迫が強くなると髄液の流れが悪くなり水頭症をおこすので、頭痛・嘔吐などの頭蓋内圧亢進症状をきたして、生命を脅かすこともあります。

神経鞘腫の治療には、外科療法と放射線療法(ガンマナイフ)の2通りの治療法があり、腫瘍の発生した場所や大きさ、症状、年齢などにより、治療法や組み合わせが決められます。

手術は開頭手術となります。
周囲にある脳神経や動静脈などの正常組織を傷つけないように腫瘍を摘出します。
術後も聴力の回復は困難で、むしろ悪化することが多いのですが、最近では小さい腫瘍の切除ならば聴力を残せる場合もあります。
術後しばらくは、めまいなどの前庭症状がおこることがあります。
可能性の高い後遺症として挙げられるのが顔面神経麻痺です。
聴神経と顔面神経はほとんど接して走行しており、術前に顔面神経麻痺がない場合でも高度の麻痺(顔がたるんで反対側がひきつったように非対称になり、まぶたが閉じられない)がおこることがあります。

ガンマナイフによる治療は、入院期間も短く頭を切ることも無いという大きな利点があります。
また、顔面神経麻痺の出現は20~30%で、聴力保存は40~50%程度といわれており、手術よりは良好な成績だそうです。
問題点は、腫瘍が小さいものに限られること(目安として3センチメートルくらいまで)や、腫瘍縮小効果が20~50%程度であることが挙げられます。

 

神経鞘腫自体の予後は良好ですが、腫瘍が存在していた神経の機能障害としての症状は残ります。
また、腫瘍が取り切れなかった場合、残った腫瘍が再度大きくなる可能性があります。

 

【参考にしたサイト】

ganjoho.jp

脳神経外科疾患情報ページ Neuroinfo Japan:ホーム

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