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アクロメガリーとのお付き合い

アクロメガリー(先端巨大症)と診断された40男のブログ。病気とのお付き合いや日常生活をリアルタイムで発信します。

下垂体から分泌されるホルモンとその基準値(その4 副腎皮質刺激ホルモン:ACTH) 170109

アクロメガリー

本州の多くの学校が今日から新学期だったそうですね。
北海道はあと1週間ほど冬休みですが、宿題や作品作りなどは余裕を持って終わらせてほしいところです。
さて、下垂体で分泌されているホルモンの4回目は、副腎皮質刺激ホルモン:ACTHです。

副腎皮質刺激ホルモン(以下ACTH)は、文字通り、副腎皮質ホルモンの分泌を促進するホルモンです。
副腎皮質というのは、腎臓のそばにある副腎という組織の表面部分のことで、ストレスから体を守ったり、糖の代謝や血圧、塩分や水分などのコントロールをするためのホルモンを分泌している人間にとって欠かせない場所です。
甲状腺ホルモンと似ていますね。
ACTH→副腎皮質ホルモン(コルチゾール)→耐ストレス・糖代謝など
という流れだと思ってください。

ACTHの分泌異常によって起こるトラブル

ACTHが大量に分泌されている状態を「下垂体性ACTH分泌亢進症」と言いますが、クッシング症候群という名前のほうが一般的に使われています。
下垂体の腫瘍からACTHが過剰に分泌されている場合をクッシング病、下垂体以外からACTHが過剰に分泌される病気を異所性ACTH症候群といいます。
クッシング病は1:4の割合で女性に多い病気とされています。
主な症状は次の通りです。
・満月様顔貌や中心性肥満
→クッシング症候群の特徴的な症状です。顔や体幹部に脂肪が付くことによって独特の太り方になります。
また、皮膚が薄くなっていき毛細血管が透けて見えるようになるため、顔は赤ら顔になっていきます。
・ぶつけた自覚がなくとも皮下出血しやすくなります。また、傷も治りにくくなります。
・合併症として、高血圧症、糖尿病、脂質異常症骨粗鬆症など生活習慣病と類似した症状が出ることもあります。

 

逆にACTHの分泌が低下すると、「ACTH単独欠損症」となります。
これは下垂体機能低下症のうちの一つです。
主な症状を挙げます。

・全身の倦怠感
・食欲不振
・体重減少
・低血圧、低血糖
・寒さを感じやすくなる
・脱毛
・無月経、性欲の低下

前回取り上げたTSH分泌低下症とも重なる症状が多いですね。

sgamakun.hatenablog.com

 

検査と基準値

採血をして、血液中のACTH(副腎皮質刺激ホルモン)とコルチゾール(副腎皮質ホルモン)の量を測ります。
ACTHもコルチゾールも、起床直後から午前中に多く分泌され、夜にかけて減少していく性質があります。
検査方法によって多少のばらつきがありますが、ACTHの基準値は早朝安静時で7.4~55.7pg/ml、コルチゾールの基準値は午前8:00~10:00で4.0~23.3ug/mlとなっています。
 

【参考にしたサイト】

一般社団法人 日本内分泌学会

難病情報センター - Japan Intractable Diseases Information Center

 

【おまけの一言はこちらから!】

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