アクロメガリーとのお付き合い

アクロメガリー(先端巨大症)と診断された40男のブログ。病気とのお付き合いや日常生活をリアルタイムで発信します。

アクロメガリー患者が受ける検査② 迅速ACTH負荷試験 170114

いよいよ冬休み最後の週末です。
今日から大学入試センター試験ですか。
寒さと雪で受験生は大変だと思いますが、頑張っていただきたいですね。
さて、アクロメガリー患者が受ける検査の2つ目は迅速ACTH負荷試験です。

迅速ACTH負荷試験は、下垂体から出ているコルチゾール(副腎皮質ホルモン)というホルモンの量を調べる検査です。
コルチゾールの分泌をコントロールしているホルモンがACTH(副腎皮質刺激ホルモン)というんでしたね。

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私は迅速ACTH負荷試験を入院中に受けました。

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【迅速ACTH負荷試験とはどんな検査か】

この検査は副腎皮質の働きを評価するための検査です。
空腹時のコルチゾール(副腎皮質ホルモン)及びACTH(副腎皮質刺激ホルモン)の量を測定した後、人工的に作ったACTHを注射し、これらのホルモンの変化を観察します。
通常であれば、注射されたACTH(副腎皮質刺激ホルモン)によって、コルチゾールが分泌されるはずですが、下垂体の機能が低下している場合はコルチゾールが出ない、もしくは分泌量が少ないということになります。

アクロメガリー患者が迅速ACTH負荷試験をする理由】

下垂体手術(もしくは放射線治療など)をしたあとの後遺症としての下垂体前葉機能低下症が起きていないかを調べる必要があるからです。

【迅速ACTHの方法】
迅速ACTH検査は通常朝行われます。
これは、血液中のコルチゾールの量が朝(起床時)が最も多く、夜に向かって減少するという周期があるからです。
検査は朝食を抜いた状態で行います。
まず採血を行い、検査前のコルチゾールの値を測定します。
その後、合成ACTHという薬剤を注射し、30分後、60分後に採血を行い、再び血液中のコルチゾールの値を測定します。
コルチゾールの値が検査前の数値より7以上増加し、最高値が18以上の場合は正常と判定されます。
また、低反応・無反応の場合は副腎の機能不全が確定的となります。

 

【おまけの一言はこちらから!】

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