アクロメガリーとのお付き合い

アクロメガリー(先端巨大症)と診断された40男のブログ。病気とのお付き合いや日常生活をリアルタイムで発信します。

病院に行こう! 170610

アクロメガリーと言う病気を患って実感したこと。
それは「あれ?何か変だな...」と思ったら、すぐに病院へ行った方がいいということ。

アクロメガリーの主な症状はこちらをご覧ください。

アクロメガリー-一般&医療関係者向け情報サイト:ノバルティスファーマ

今振り返ると、私も「何か変だな...」 という予兆はありました。

・指輪が取れない?
30歳(2006年)くらいまでは結婚指輪をつけたりはずしたりするのが簡単にできていました。
ところが、気がついたら指輪がきつく食い込んで抜けなくなっていたんですね。
その頃は、体重増の影響だと思っていたのでそれほど深刻に考えてはいませんでした。
ちょうどその頃は学級経営がうまくいかないことが多く、かなりストレスを感じており過食傾向にもありました。
指輪が抜けないという=太り気味という意識がはたらき、体重が落ちたら指輪も抜けるようになるだろう...と思っていたわけです。
まぁ、これはある面では当たりだったけど、問題の本質を突いていたわけではありませんでしたが。

・靴が履けない?
20代まで、私の靴のサイズは26.5cmでした。
大学を出てからずっとこのサイズだったわけです。
甲高な祖父の血を濃く受け継ぎ思いっきり甲高なので、4Eサイズではあったんですが。
ところが、33~4歳(2009~10年)頃から、今まで履いていた靴がきつくて履けなくなってきました。
27cm→28cmとサイズは大きくなる一方。

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サンダルやスリッパも、かかとがはみ出してしまうくらい足が大きくなっていました。
20代の頃には経験したことのない事態に直面した自分が出した結論は、「ただの体重増」
とにかく、体重を落とせば元に戻ると思っていたわけです。

この2つの変化は同じ頃起こっていたので、ここで医師の診断を受けていたら、血液検査を経てアクロメガリーの存在に気づくことができたかもしれません。
しかし、病院に行くのが面倒だった私はほったらかしてしまったわけです。
その結果、7~8年かけてゆっくりと病気は進んでいきました。
幸か不幸か、私の下垂体に張り付いていた腫瘍は脳神経を圧迫することがほとんどなく、ひどい頭痛や視野狭窄などの悪さをしませんでした。
人によっては、これらの症状でQOLが下がってしまうことも考えられるので、その点ではラッキーでした。

「脳(下垂体)に腫瘍」「難病」というショッキングな言葉が並んでしまうこの病気ですが、相手(=アクロメガリー)の正体がわかれば、仲良くやることも可能です。
そのためにも、何か変だと思ったら、病院に受診することをおすすめします。

【おまけの一言はこちらから!】

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