アクロメガリーとのお付き合い

アクロメガリー(先端巨大症)と診断された40男のブログ。病気とのお付き合いや日常生活をリアルタイムで発信します。

夢追う教室~太陽の子と歩んだ日々~ 文溪堂を読む 170904

先週末、札幌の紀伊国屋に行って本を買ってきました。
地方都市に住んでいると、教育書は札幌まで行って買うか、アマゾンで買うかしないとなかなか手に入りません。
で、一気に読んでしまいました。

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筑波大学附属小学校の二瓶弘行先生は小学校国語教育のトップランナーの一人です。
年に2回行われる二瓶先生の公開授業には、先生の授業を見たいという日本中の小学校教師が集まってきて、教室に入りきれないほどになります。
そして、魔法のような国語の授業を共有するのです。
二瓶先生は国語の指導に関するたくさんの本を出しています。
でもこの本は国語の指導法はひとつも書いていません。

この本は、二瓶先生が筑波大学附属小学校に来る前に、新潟県の公立小学校で教鞭をとられていた頃の学級通信集。
自分と同じ、一人の担任(今私は担任じゃないけどね)として、彼がどんな学級づくりをして、どんな学級通信を書いていたのか、とても興味深く読んでいきました。
そして、一気に読み終えました。
なぜだか、涙が止まりませんでした。
全力で子供たちと向き合い、ぶつかることを通じて、子供たちの持っている力を伸ばす。
そして、二瓶先生の指導に全力で応えていく子供たち。
教師と子供が一体となってつくる空気は、とにかくすごいという一言しかありません。

別れの日に出された通信の一節を紹介します。

昨夜、教室で一人いました。
流れ落ちる涙をとめることができませんでした。
今日の別れのときから、逃げたくて仕方がありませんでした。
けれど。
最後のときがきました。みんなの旅立ちのときです。新しい世界へ旅立つ日です。
精一杯、笑って、みんなを見送ります。

教員になって19年。
こういうクラスは未だに創ることができずにいます。
私もこんなクラスを創りたい!
そういうった思いを新たにさせる一冊でした。

 

【おまけの一言はこちらから!】

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