男性更年期障害とホルモンの関係 170511
5月9日OAのNHKクローズアップ現代+「がんや認知症の恐れも!? コワ〜い“男の更年期障害”」を見た人はどれくらいいるでしょうか。
更年期障害は女性だけだと思われる方も多いかもしれませんが、男性にもあるのです。
そこには、テストステロンというホルモンが密接に関わっています。
テストステロンは男性ホルモンの一種で、そのほとんどが睾丸で作られます。
一般的に30歳前後から少しずつ減っていきます。
女性ホルモンのエストロゲンは40代~50代で一気に減り、それが更年期障害を引き起こすことがわかっていますが、何らかの理由でテストステロンが一気に減少することが男性更年期障害の原因のようです。
テストステロンが減少すると、次のような症状があらわれます。
・男性機能の低下(ED)
・肥満や内臓脂肪肥満
・骨粗しょう症
・うつ・認知症など
・高血圧、糖尿病、脂質異常症、動脈硬化など
日本では、40歳以上の男性の6人に1人が隠れ男性更年期障害というデータもあります。
決して他人事ではないのです。
テストステロンは血液検査で測ることができます。
画像は1月に採血したときのデータ。
下から2番目がテストステロンです。
テストステロンの値には、総テストステロン値と遊離型テストステロンという2種類があります。
成人男性の総テストステロン値の基準域は242~972ng/dl(上記の画像では262~870となっていますが、平成29年5月から基準域が変わっています)
私は562だから、今のところは大丈夫みたいですね。
テストステロンが減少する要因には社会的なストレスや不規則な生活があります。
ストレスをためず、規則正しい生活や適切な運動を続けていくことが大切ですね。
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