嗅覚はいつ頃戻ってくるんだろう・・・
週末は検査がないのでとても暇です。
暇つぶしに、色々なことについて調べたり考えたりしたことを書いてみようかな。
ということで、最初はこの手術に関わったこと。
下垂体腫瘍の手術の場合、その多くは経蝶形骨洞手術という手法で行われます。
鼻の穴から鼻腔を通り、蝶形骨洞というところに穴を開けて腫瘍にアプローチするというものです。
開頭しなくてすむので、術後の回復も速いです。
この手術の後遺症として・・・
- 尿崩症(尿の量がものすごく増える。私もなりました)
- 低ナトリウム血症(尿崩症に伴い、血液中のナトリウ濃度が下がる。ひどくなると意識障害も起こる)
- 髄液鼻漏(脳内にある水が鼻から漏れてくる。かなりまずい)
などのことが挙げられるのですが、この他に「嗅覚消失」というものがあります。
鼻の中にある臭いの神経がダメージを受けると、臭いがわからなくなるというものです。
私の場合、右の鼻腔から腫瘍にアプローチしました。
そのため、髄液漏れを防ぐためのバルーンが術後1週間以上入っていました。
左鼻の嗅覚は全く問題なく機能しているんですが、右鼻だけで臭いをかいでもまったくわからない状況が続いています。
この状況は時間を追って改善されていく場合もあるけれども、全く改善しないこともあるらしいので、若干不安です。
早く戻るといいなぁ・・・